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“「ひつじさんのおうち」を訪問しました。”
日にち:2008年9月24日(水) |
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9月24日、毎年お世話になっているNPO法人ファミリーハウスのスタッフ、岩部敦子さんに同行いただき、Charito先生、The Voice Clubの宮地恵美さんと私の3人で「ひつじさんのおうち」を訪問しました。
NPO法人ファミリーハウスは、小児がんなど難病の子どもを抱える家族が安心して子どもの看病に専念できるように、宿泊施設の提供や相談などを通じて家族をサポートすることを目的に、1991年に設立しました。99年にはNPO法人格を取得し、全国各地の滞在施設のネットワーク化など、新たな取り組みも展開しています。
「ひつじさんのおうち」は国立成育医療センターのすぐ近くにあります。このセンターは600床という大きな病院で、さまざまな病気を抱えた子どもたちが入院・治療しており、センターに隣接した、やはり子どもたちに付き添う親御さんのための宿泊施設として「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがやハウス」が21室あるそうですが、とても足りません。
不動産業を手がける(株)エイブルとエイブル保証(株)がファミリーハウスの活動に賛同され、2005年にセンターの近くのワンルームマンション3室を提供してくださったのが、「ひつじさんのおうち」の始まりとのこと。
前述の「せたがやハウス」は滞在制限があり、4週間滞在すると一度退出し、次の入室まで2週間は空けなければいけないそうです。そうはいっても子どもたちはその間も治療中。そこで親御さんたちはこの2週間を「ひつじさんのおうち」で過ごし、また「せたがやハウス」に戻るというサイクルで、「ひつじさんのおうちは」常にフル稼働だそうです。
毎週火曜日がハウスボランティアの活動日。私たちが訪問したのがちょうど火曜日でしたので、スタッフの皆さんはお掃除の真っ最中でした。20歳代から最高齢は「昭和ひとケタ生まれ!」という女性、韓国出身の方もいらして、およそ10名程度のボランティアさんが次の入居者のために、隅々までていねいに掃除をしていました。ベッドカーバーのキルティングはすべて手作り。細かいところまで行き届いた心配りに、本当に頭が下がりました。
今回、エイブル保証(株)から新たに提供された1室が7月にオープンされることを受け、BWCからこのお部屋に電化製品を寄付しました。
常日頃お世話になっているファミリーハウススタッフの岩部さんは、「実際にこうしてハウスに来ていただけることが何よりうれしいですし、ボランティアさんの励みになります」と言ってくださいました。私たちにとっても、また励みになりますし、有意義なひと時でした。
今年のチャリティーコンサートも成功させ、また多くの方々の笑顔に出会えればいいな、と思いました。 |
(Because We Care/しまづちとせ) |
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